まるキャン体験談インタビュー:清水和奏さん(野沢北高校卒/立教大学 現代心理学部映像身体学科 3年生)

「やってみたい!」を形にしたい――最初の一歩は商店街から
ライブ活動やバンドをしていた高校時代。
「自分でイベントを企画してみたい!」という思いから、中込商店街に連絡し、自主企画をしてみたのがはじまりでした。
その経験をきっかけに、もっと本格的に挑戦したいと感じて“さくさぽ”に相談。
そこで出会ったのが、まるキャンでした。

ゼロからつくった「Sakuフェス」――高校生実行委員長として
初めてまるキャンに参加したのは高校2年生。
ちょうどまるキャンが始まった年で、「Sakuフェス」のプログラムを「つくるところ」から関わりました。
実行委員長として仲間とミーティングを重ね、ポスターをデザインし、出演者と連絡を取り合う日々。
バンドとしての出演だけでなく、ソロダンスでもステージに立ちました。
当時はまだ知名度もなく、出演のチャンスが少なかった自分にとって、「Sakuフェス」は夢を形にできる場所。
「やりたいことをやっていいんだ」と背中を押してくれた特別なステージでした。

バルーンフェスとのコラボ、そして高校生活の集大成
高校3年生になると受験があり、夏前までの参加となりましたが、最後の大きな挑戦が「バルーンフェスティバル」とのコラボ企画。
このときには、自分で出演者や団体に連絡をしたり、アポ取りをしたりして、イベントを成功させました。当日は約6,000人の方が来場しました。実際にチャレンジし、実績ができること。それが勇気になり、確信になりました。

“興味がある”を“行動した”に変える
まるキャンでの経験は、総合型選抜の入試でも強みになりました。 入学後に知ったことですが、「単に興味がある」のではなく「実際に行動していたことが評価された」そうです。
今は立教大学で映像と身体表現を学びながら、音楽イベントの運営や照明・音響などプロの現場にも関わっています。
武道館のステージに立ったり、現場スタッフとして動いたり――どれもSakuフェスでの経験があったからこそ。
「最初の一歩」が、確実に未来へのステップになりました。

行動すること、それが自身につながる
まるキャンの活動は、進路を決める“最後の一押し”にもなりました。
イベントをプロデュースする仕事に憧れながらも、不安があった自分。
けれど、Sakuフェスやバルーンフェスでの成功体験が「できる!」という確信に変わりました。
行動してみたからこそ、未来の形が見えたのだと思います。

高校生へ、大人へ――和奏さんからのメッセージ
高校生のみなさんへ。
まるキャンのプログラムの中に興味のあるものがあったら、ぜひ飛び込んでみてください。「興味がある」から「実際に行動すること」に大きな意味があります。もし自分に合わなくても、「向いていなかった」ことがわかります。やってみることに、損はひとつもありません。
大人のみなさんへ。
プログラムを支えるのは大変なことも多いと思いますが、
高校生が関わることで、地域の活動や大人同士のつながりが広がっていくと思います。
まるキャンをきっかけに、多世代が交わる場が増えていけば嬉しいです。

海外での学びを経て、今も続く“挑戦”
今回のインタビュー時、和奏さんはドイツ留学を終えたばかりでした。 高校時代から「どうすればできるか」を考え、自ら動く姿勢は今も変わらず。 音楽、映像、表現――さまざまな分野を横断しながら、自分の感性を磨き続けています。
📸 ライティング:まるキャン事務局・岩井
🖋️ 編集:まるキャン事務局・小島